ある日突然に将来を誓い合った相手が消える事は非常に辛いもので、また失踪した理由として掲げた内容に嘘であればさらに多大なショックを受けることになります。

失踪した原因と行方を探す案件

元探偵が相談を受けたのは男性からで、婚約中で同棲している女性が手紙一つ残して忽然と姿を消してしまい探して欲しいとのことでした。
女性については友人関係や実家など方々で探したそうですが行方を追うことができず、また間もなく結婚式を迎えるため仕事も退職しておりそちらの方面でもヒントを得ることができなかったそうで、男性は義実家と実家の双方の口ぞえもあり調査を依頼したのだといいます。
婚約者の女性が残した手紙には男性に対する文句が書かれており、性格の不一致や家事分担を拒否などいずれも男性側にとっては見に覚えのないもので、当初は義実家から疑われたものの同居していた部屋には毎週書き換えていた家事分担表が残されていたことから何とか誤解は解けたそうです。

さっそく調査を開始する事になったのですが、調査対象者の女性はこれまでの縁を一切切り捨てたようで糸口が見えにくい状態ではあったのですが、友人関係を丹念に洗う中で幼馴染の女性とはまだ連絡を取り合っていたことが判明し、この女性を調べる中で調査対象者の所在を確認することに成功しました。
現状はあまりにも酷いもので、他の男性の家で同居しておりさらに調べを進めたらすでにこの男性と婚姻関係にあることが判明しました。
依頼者の男性は非常に大きなショックを受けてうなだれ、また浮気調査の結果の報告の席には義両親も訪れていたことから土下座をして娘の非礼を詫び、すぐには収拾が付かない状態となったのです。
すでに婚約がどうこういう話ではなく結婚している相手のことですので依頼者も決心がつき、弁護士に依頼して婚約不履行で話し合いを行うこととなりました。

婚約を決めた際は調査は必要か?

浮気調査の裏話として相手方から伝えられた話はさらに追い討ちをかけるように酷く、調査対象者の女性にとり本命は現在結婚した男性で、依頼者の男性は単なるストックであったと言うのです。
ただストックであったにも関わらず話がとんとん拍子で進んでしまったことに危機感を抱き、本命と添い遂げようと全てを捨てて男性の元に向かったそうで、その話を聞いた依頼者の男性は心労がたたり病に伏せてしまい、会社を休業して病院に通うようになったのです。

婚約する間柄ともなれば相手に対する信頼感は醸成されてくることになりますが、その一方で婚姻届を出す以前に行う恋人などの浮気調査や結婚調査は欠かすことはできないものだと改めて感じさせる案件となりました。